工場に設置する集塵機や脱臭装置などの環境機器の製造・販売が主力。現状では新型コロナウイルスの影響で延期されていた工事の計画などが動き出しているほか、脱炭素の流れから電炉やバイオマス発電などの新設などで集塵機の見積もり依頼が増えている。4月からは据え付けやアフターサービスを行う部門を設置し、サービスを拡充した。売り上げにつなげられるようにしたい。
また、当社では中国で製造していた製品を国内工場でも製造できるようにすることや、現本社工場が老朽化していることなどを理由に本社工場を新設し、移転する。2023年5月ごろに完成を見込んでいる。新工場は生産効率も上げられるよう設備のレイアウトも見直し、大幅な増収増益を狙う。多品種少量生産だが、自動化・ロボット化なども推進し、対応していく。
新しい市場への参入にも力を入れる。脱炭素に関わる部分では、廃熱を使用して発電するオーガニックランキンサイクル式(ORC)発電機の提案を始めた。産業廃棄物の回収を行う企業からの引き合いがあり、23年中には導入される見込み。
今後も製品を通して脱炭素や環境へ貢献できるようにしていきたい。

（2022年11月18日 日刊工業新聞に掲載）